カノッサの屈辱(カノッサのくつじょく)とは、1990年4月9日から1991年3月25日までフジテレビの深夜帯(JOCX-TV2)で放映されていた、ホイチョイプロダクションが企画した情報番組。
現代日本の消費文化史を、歴史上の出来事に(無理矢理)なぞらえて解釈し、あたかも教育番組の様な体裁を取って紹介(講義)する番組。案内人は仲谷昇“教授”。
深夜番組でありながら当時の若者に大ヒットしており、1990年代前半のフジテレビの深夜番組黄金期を作り出した『JOCX-TV2』から続く一連の深夜枠で放映された個性的な番組群の中において、その頂点の一つに数えられる存在である。
どうして僕はこんなにも消費に魅せられているのだろうと常に思うことですが、そこに人の願望が一番表れやすいからだと。モノがあふれ、豊かになった現代においては、人は意味を買っているわけです。ライフスタイルや、付加価値を。
そんなことを昔考えて実践していた(とよく言われている)のが糸井重里で、「モノを売るデパートを否定して、生活を売るデパートに」というのは非常に分かりやすいなと。
ユニクロセールに並んだ行列客「店長を出せ!」「説明しろ!」「謝れよ!」 ヒートテック買えず怒号
でも今はただ安い、ということ以上にセールや現金還元、無料配布といった言葉に人は群がるようです。
わざわざ千葉から銀座まで出てくるときにかかる交通費のことを考えると、ネットストアで購入した方がかえって安く手に入るんじゃないか?とか、数百円のために午前2時から並ぶとか時間のムダとか、既にそういう次元ではないようです。
これが日本初上陸時のH&Mで起きた惨状ならわかるんですが、ユニクロでこれといって新商品が出るというわけでもないのにわざわざ朝早く行くと言うことは、それだけ人はセールや無料配布に心を躍らされているということです。
真面目にいいものを作るよりも広告やメディアでどれだけ宣伝したかということで商品の売れ行きが左右されるようになりました。新しい価値を提案するよりも、「いつセールやります」ということだけを書いた宣伝を繰り返せば、効率よく人は集められるんじゃないかと。
というわけで、そんな時代で一番かしこい買い物の仕方は、「買い物にいかない」ということなんじゃないかと最近そんなことを考えています。

